視力は低下、オンライン授業は普及、何か矛盾
コロナで突然の子供がオンライン授業開始した家庭も多いのでは。
PC、インターネットの環境準備で戸惑う人も多かったのでは。
オンライン授業を子どもが受けれて、よかったと一安心。
オンライン授業が万能ソリューションだと言わんばかりの社会。
ただ、誰も語らない視力の影響。
テレビの見過ぎはよくないと、子供に注意する親。
でも、オンライン授業はなぜよいのか。
子どもの視力は鮮明に低下
まずは、視力の低下傾向を把握しましょう。
小学校から高校性の昭和54年からのデータ。
明らかな右肩上がり。
約30年前から20%ほど視力が悪い子供が増加。
1世代の人口が100万人とすると、中学生の57万人が視力1.0未満。
そして、ここにきてオンライン授業の正当化。
今後視力はどう推移するのか。改善は期待薄。
昔は自然を見なさいと言われたものですが、今はパソコンを見なさいと。
そして、テレビはダメだと。何か矛盾を感じるのは私だけ?
ここまで、読んでいただきありがとうございます。書き方のスタイルを少し変えてみました。
1日に捨てているゴミの量は?
ゴミ捨ての際に、ゴミがこんなに出るものかと思ったことありませんか。時には、1日でゴミ袋が一杯という日も。でも、そもそもゴミは1年間でどの位出ているのか考えたとこありますか?
年間のゴミの量は?
一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)のデータからです。
平成30年ののゴミの総排出量は、約4,300万トン、1人当たり年間約35kg(1日あたり約900g)のようです。10年前から約10%ゴミの量が下がっています。このうち生活から出るごみが、約70%を占めるようです。ここから、焼却処理やリサイクルされるため、最終的に埋め立てられるのは約10分の1の年間約380kgのようです。
他の国と比較すると?
OECDの1年間の1人当たりのゴミの量のデータです。アメリカは日本の約2倍の捨てています。全く驚きません。驚いたのは、環境先進国と言われるヨーロッパのゴミの量が、1.5倍という事です。イメージとして、日本は特に食品など衛生を気にして過剰包装してゴミを多く出している。一方、ヨーロッパは環境団体も多く、様々な取り組みをしていると思っていましたが、逆でした。日本はゴミに対してかなりの取り組みをしていることが分かりました。
日本は毎年ゴミの量を減らし、ヨーロッパより優等生と分かりました。また、一つ思い込みがなくなりました。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
ビールの輸入量、気になりませんか?
ビールは好きですか?ワイン、ウィスキーと様々なお酒がある中で、日本人の多くの人はビールが好きですよね。日本のビールは主張せず、様々な日本食に合い、食事が進むからと個人的に思っています。海外でも、日本のビールは、キリン、アサヒ、サッポロは販売されており、まずまずの知名度があります。一方で、海外のビールがどの程度日本に輸入されているか興味がありませんか。
ビールの国内需要は?
三井住友銀行のレポートによると、2016年にビール類は、年間531 万キロリットル消費されているようです。500ml缶で考えると、約100億本売れていることになります。しかし、需要は年々減少傾向のようです。
ビールは輸入されているの?
ビールは輸入されています。東京税関のデータによると、2.5万キロリットル輸入されているようです。先ほど書いた年間需要から計算すると、日本の年間需要の約0.5%に相当し、日本では国産ビールが圧倒的なシェアを握っている状況が分かります。ただし、輸入量は伸びており、国産ビールのシェアを奪うことを考えれば、成長余地の高いセグメントかもしれません。
どこから輸入されているの?
輸入国としては、2012年 1. 韓国、2. タイ、3. ベルギーの順ですが、ベルギーは2002年には9位だったので大幅に輸出量を増やしているようです。アメリカは、2002年1位でしたが、10位以下になっています。
輸入量の多い韓国、タイのビールでも、中々家で飲まないと思うので、多くが店で提供されているのでしょうか。上位2位がアジアで食文化が近いと考えると、ベルギービールはヨーロッパ勢で貢献していますね。
ベルギービールとは?
少しデータから離れた紹介記事です。筆者もベルギーに少し縁があり、ベルギービールをよく飲みましたが、銘柄ごとに個性と味わいがあり大好きです。種類も約1500以上あるようで、作り手も様々です。おすすめは、修道院で作られアルコール度数の高い、トラピストビール(Trappist)です。歴史があります。ただし、アルコール度数は約10%のビールなので、量は求めず、ゆっくり時間をかけて飲み、一口ずつの余韻をぜひ楽しんでください。
*アフィリエイトではなく、ただのイメージ図です。
輸入ビールの消費量はまだ多くないですが、成長余地が大きく可能性があることが分かりました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
つらい花粉症、花粉飛散量は毎年増加?
花粉症はつらいですね。私も数年前から発症し、つらい思いを毎年しています。花粉症で苦しんでいる人は、年々増加している気がしますが、花粉の飛散量は増えているのでしょうか?
花粉症になぜなるの?
花粉症は体に入った花粉を異物とみなし、排除しようとする免疫反応です。この異物を排除するために、抗体を作り花粉を排除します。ただし、花粉が入ったからといって、すぐに抗体ができるわけではありません。十分な花粉を吸引すると抗体ができ、花粉症の症状が出ます。
より詳しい説明は、厚生労働省の花粉症のページを参照にしてみてください。
よくバケツに水を入れた状態にたとえられるのは、ある許容量を超えると水があふれる。実際は、水があふれるのではなく、抗体ができるという事ですね。
花粉症の患者は増えているの?
厚生労働省の花粉症のページにいいデータがありました。10年前から約50%程増加しているようです。ただし、患者数の推移は正確にはわからないようです。ただ、50%増加しているので、増えているのは確かでしょう。
でも、花粉飛散量は増加している?
埼玉県さんがいいデータを出していました。10年間で見ると、極端に多い年が数年ありますが、全体に右肩上がりの増加傾向といいう形のデータではありませんでした。10年前以上のデータを探していたのですが、見つかりませんでした。
患者数が増加しているので、花粉は年々増加しているという事ではなさそうです。
冒頭のバケツの水は毎年リセットされず、花粉の多い年に一気に溜まってしまうという可能性が高そうですね。誰か、バケツに穴をあける方法を考えてほしいものです。
また、一つ思い込みが無くなりました。
身長は遺伝子で決まってる?
身の回りで、背の高い子供をよく見かけ、日本人の平均身長は伸びていると思いますよね。実は、平均身長の推移のデータを見ると、約100年前(昭和23年)から10cm伸びていますが、実は約40年前(昭和50年頃)からは、平均身長はあまり変わっていません。では、背の高い子供が増えていると感じるのに、平均身長が変化していないという現象を、どのように考えればよいでしょうか?
実は、年間発育量のデータをみると、背が伸びる年齢は早くなっていますが、成長が止まる年齢も早くなっています。下のグラフから、成長のピークが左にずれているのが明らかです。つまり成長が早い子供は止まるのも早いという事です。何歳まで背は伸びるのではなく、伸びる期間が決まっているとすれば、驚きですね。
現在は栄養が豊富な時代、身長はすでに遺伝子で決められていると考えるのが妥当でしょうか。何か、この壁を超える方法はあるのか考えるのも面白いですね。
データソースは、ここです。
学校保健統計(確定値)_Ⅱ調査結果の概要
https://www.mext.go.jp/content/20200319-mxt_chousa01-20200319155353_1-3.pdf
総人口30万人減少、65歳以上30万人増加って?
総務省より、人口推計の最新データが発表されました。
人口減少とよく耳にしますが、具体的に数字を見ると、年間30万人減少していることが分かります。さらに、年齢別では、65歳以上が唯一30万人増加しています。
労働人口で見ると、65歳以下の労働人口が30万人減少しており、支える構造が鮮明です。30万人のインパクトをお金で考えると、1人当たりの生産性が1000万円(給与ではなく、付加価値です)とした場合、
30万×1000万円 = 3,000,000,000,000 (3兆円)の労働価値が失われています。日本のGDPが約500兆円の中、毎年3兆円の価値が失われるとすれば、日本の地位も落ちてきますね。
一方注目したいのが、日本人の人口は53万人減少の一方で、総人口は、28万人の減少で収まっています。これは、外国人の数が25万人増えているためです。
移民というとネガティブに捉える人も多いですが、イギリスのように島国でも移民で成り立っている国もあります。日本も単一民族からの脱却が始まっています。
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html
【令和2年3月1日現在(確定値)】*増減は前年同月比
<総人口> 1億2596万2千人で、▲28万7千人 (▲0.23%)
・15歳未満人口は、 ▲20万4千人 (▲1.33%)
・15~64歳人口は、 ▲38万5千人 (▲0.51%)
・65歳以上人口は、 30万3千人 ( 0.85%)
<日本人人口> 1億2345万8千人で,▲53万4千人 (▲0.43%)
世界に目を向けると、世界の人口は増加しています。World counterというサイトがあるので、ぜひ覗いてみてください。毎秒毎に世界人口の増加がカウントされ、面白いです。現在78億人のようです。78億。
https://www.worldometers.info/world-population/
では、世界では人口が増加しているので、世界平均の出生率は高いまま維持されていると思いますよね。実は、世界の出生率のデータをみると、劇的に下がっています。現在は1人の女性あたり2人の出産という数字に近づいています。そう、子供の数は増えていないのです。平均寿命が延びているためです。少子化は、世界的問題になっているのです。
むし歯の人は減っている?
今回は、健康に関するデータを見てみたいと思います。
街の中の様々なところで歯医者を見かけますし、予約も取りづらい。こう考えるとむし歯の患者は増えているかな?と思いますよね。
文部科学省のデータを見てみると、昭和53年頃(1978年)に、ほぼ100%の人がむし歯であったようです。その後、減少傾向をたどり40%-50%となっています。
令和元年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/k_detail/1411711_00003.htm
ほぼ全員むし歯というのは、国民病とも言えますね。それが、ここ30年位で半分になったので、QOL(生活の質)が大幅に向上したといえます。
冒頭の歯科医をビジネスの視点でに考えると、現在は、子供時代むし歯がない世代が増加していきます。つまり、患者数が減少し、市場は縮小していくと言えそうです。
ただ、セグメントで見ると、高齢化により歯医者への通院数の増加や、美容整形的によりきれいな歯を求める層は増加すると思うので、一概にチャンスがないとは言い切れないと思います。
むし歯の数が50%減少しているとは衝撃的なデータですね。
昔の常識は現在の非常識の一つに、むし歯菌が移るので、子供に親が食べた物を与えてはいけないというのがあります。昔は、親が固い物をかみ切って子供に与える光景は日常茶飯事でした。それがむし歯の原因になっていたとは、と改めて思います。